あーなんだか鼻がむずむずする。
んで、ついでに寒気がしてるのに熱っぽくて矛盾してるよなーこれ。
あ、あとおまけに少し頭が痛い。
うん、それだけでとくに異常なし。

「異常有りまくりだろ!」

ルークが突っ込みの声を上げるが、頭痛いと言っていたのを思い出して慌てて声を小さくする。
頭痛の辛さは良く知っているからだ。


「いやいや普通だって、ふぇっっっく・・・・ふぅ。」

「中途半端なくしゃみ・・・!?」


そんなツッコミをルークがしつつも手には濡れたおしぼり。
甲斐甲斐しくも看病をしてくれている。

そう、この俺とした事が珍しい事に風邪なるものを引いてしまったのだ。

「いやいや大丈夫だって、いつもどおりだって。ホラ、いつものようにそこに花が咲いてるだろ?」

「いやここ室内だし!何の話だよ!?何の花だよ!?」

あれ、そこに咲いてる花ルークには見えないのか?
ああそうか、あれは天才にしか見えない幻の花ゴルゴンホドチューリップ・・・。

「ったく・・・レオンはさ、もう少し俺達をたよってくれよ・・・」

「あ?」

「そりゃ、皆はともかく俺はまだまだ未熟で頼りないかもしれないけどさ、でも・・・」

そう言ってルークが俺の額に冷たいおしぼりを乗せる。あー冷たくてきもちー。

「こうやって看病くらいはさせてくれ。」

ルークがおしぼりを乗せた手でそのまま俺の頬にかかった髪をはらう。
冷たい手が熱で火照った頬に心地良い。



早くよくなれよ。そう言って微笑むルークをちょっとカッコイイと思った。




―次の日―


「おっしゃ!復活!んでやっぱりこうなると思った!!」

俺の目の前には寝込むルーク。

「うぅ・・・レオン、声が頭に響く・・・。」

「あっははは、悪い悪い、昨日のお礼に今度は俺が看病してやるよ!」

「一日で全快とかありえねぇー・・・・・」

「そりゃ日頃から鍛えてるからな!」

「そういう問題・・・か・・・・」

「あれ?ルークー?おーい?」

熱が上がって喋るのも億劫になったのか黙り込んでしまったルークに、
昨日ルークがしてくれたように冷たいおしぼりを額に乗せてやる。

「ったく、しゃーねぇなぁ。」

そう言いつつも優しい手つきでルークの頬にかかった髪を払ってやった。




*  *  *  *  *  *  *  *  *



お待たせしました・・・!ほ、本当にお待たせしました・・・!(本気土下座)

零様で『オリキャラとルークで風邪的な話』でした!
オリキャラのレオンちゃんの性格が違ってたらごめんなさい!全力で書き直します!!
今回は私の大好物な風邪話でしたw弱るのって・・・いいよね・・・!(Sめ)
もちろんですがゴルゴンホドチューリップは捏造です(笑)
モデルはハウステ●ボスで(モデルあるのか!?)
↑マジでありますハウ●テンボスって名前のチューリップ。内の庭に植えてある(笑)

とにかくリクエストありがとう御座いました!!






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