【廻る世界で奇跡の歌を】〜間章〜 暗い地下で風もないのにランプの灯が揺れる。 「状況はどうなのだ。」 「まだ漏れ出してはいない、だが、近い内に地上にまで及ぶのは確かだ。」 「少し早いな‥‥これでは預言が‥‥」 「しかしこのまま、と言うわけにもいくまい。」 「一度、『あの力』で消しますか。」 「しかしそれでは預言が・・・!」 「だから、もしもの時のために例のものを完成させておこう。」 「あぁ、『アレ』ですか。」 「それならば預言に反しはしないだろう。」 「時に、《聖なる焔の光》の様子はどうだ?」 「は、それがまだ覚醒しておらず‥‥。」 「往生際が悪いのう。」 「少しは力が使える筈だ。大丈夫であろう。」 「そうだとよいが‥‥。」 「これは、明日にでも?」 「そうだな、早い方がいいだろう。」 「では、明日連れてゆきます。」 「頼んだぞ。」 「はっ」 「全ては世界のために、必ずこの預言通りにしようぞ‥‥」 * * * * * * * * * * * * * 名無しのオッサン達の密会(笑)
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