非日常的な日常〜今日も元気に…心配!〜
「よっ、ルークじゃないか」
アッシュを探しに歩みを進めると、ガイに出会った。
「風邪はもういいのか?」
「おう、もうすっかり。ガイは…散歩か。」
足元を見れば、ぶうぶうと鳴く一匹のぶうさぎ。
「あぁ…まったく、社長は人使いが荒い…」
はあ…とため息をつくガイ。に苦笑いしつつ、屈みこんでぶうさぎをひと撫でする。
《ええ、本当に。社長には困ったものです》
「アスランさん。」
手の中のぶうさぎが、そう言ってため息をついたと思ったら、
瞬く間に一人の青年へと姿を変えた。
「ガイやルークさんにも毎回なにかしら迷惑を掛けて…本当にすみません。」
「そんなことないよ!そりゃ、まあ・・・・驚く事はあるけど、
なんだかんだ言ってピオニーさんには良くしてもらってるしさ。」
「ふふ、そう言って頂けると幸いです。」
「ま、今に始まった事じゃないしな・・・と、そうだルーク、アッシュを探してるのか?」
「あ、そうだった、ガイ、アスランさん、アッシュ見かけなかった?
多分、この散歩道だと思うんだけど・・・」
「ええ、見ましたよ。つい先ほど、すぐ先の公園ですれ違ったばかりです。」
「今ならまだ追いつくと思うが・・・あんま走るなよ?お前病み上がりなんだから。」
「だーかーらー、もう治ったっつーの!」
「いいや!治りかけが一番怖いんだぞ!油断したらまた新たな病気が・・・あ!こらルーク!走るなと・・・」
ガイの心配性がまた始まったからそそくさと逃げる。
「ガイ、アスランさん、じゃーまたなー!」
「はい、お気をつけて。」
「ルークー!せめて早歩きにしろー!」
無理無理、だって早くアッシュに会いてぇもん!
* * * * * * * * * * *
だってアッシュまだ出てねぇもん!(何)
書いてるの自分ですがいい加減アシュルクしたいです。もふー
本当はこの回でアッシュ登場する予定だったのですが、何故かガイとアスランさん登場。
プチ設定。
ガイ…大手会社の部下。幹部的な地位でそこそこ偉い人。
ルークのマブダチだけどなんか、おかん。
アスラン…ぶうさぎの獣人(なんと!)
普段は人型で有能な幹部。たまに獣型になって息抜き。
大手会社の社長は言わずもがな、ピオニー陛下w
ジェイドの(自称)親友で、ルークを可愛がってて、なにかとプレゼントとかくれたりする。