厄介なものを背負いこんでしまったと、後悔したことが何度もある。 俺にはあいつがどうなろうと関係ない。 昔の俺ならばそうやって、いとも容易く突き放す事ができたはずだ。 けれど、あいつに毒されてしまったせいで、それができなくなってしまった。 いつからこんな腑抜けになってしまったんだろう。 再会した時か? 否、違う。 もっと前からだ。 多分…四年前…嵐の夜に向かって叫んでいるあいつを見た時からだ。 俺はあの時、奇跡を知った。 真っすぐな眼。 恥ずかしくなるような真っすぐな言葉。 いつも苛立たされる会話。 今ではそれを失うのが恐い。 まったく、すっかり毒されたもんだな。 紫苑。 俺はあんたが好きじゃない。 だけど、嫌いでもない。 深く、暗い闇へと足を踏み入れる。 紫苑の腰に手を回した。 離すな 離さない 低く、しかしはっきりと呟いた。 「落ちるぞ」 *************** あとがき(ってか言い訳) 独白-ネズミVer-です! うん。別人バンザイ☆ こういうシリアス系は難しいわぁ・・・; うふふ、石投げないでv 他にも紫苑VerとイヌカシVerがあります
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